09/12/11 21:50:56 0 BE:411505362-PLT(12556)
デフレが進んで景気が厳しさを増す中、平成22年度予算編成で、あくまでも財政規律を
守るのか、景気重視を鮮明にするのかという政府の「軸足」が一向に定まらない。
鳩山由紀夫首相は11日、来週まとめる予算編成の基本方針に新規国債発行額の
数値目標を明記するよう指示したが、この問題では閣僚間で発言が錯綜(さくそう)。
連立政権内の亀裂が迷走に拍車をかけており、鳩山政権は経済財政運営の道筋を
描けない状況だ。
「基本方針に国債発行額の数字を入れないと青天井になる」。22年度の新規国債発行額に
ついて、首相がこう語り、努力目標ながら“44兆円以下”という考えを改めて示したのは、
「政府は財政規律を軽視し始めた」という疑念が市場に広がることを恐れたためだ。
財政規律が緩んで、なし崩し的に国債が増発される懸念が高まれば、長期金利が上昇し、
デフレ下の日本経済はさらに悪化する。藤井裕久財務相も「44兆円を守って
国民生活がダメになるとは考えられない」と財政規律の重視を訴える。
一方で首相は、景気や雇用のために結果として44兆円を突破する事態を容認する可能性も
示唆した。政府の事業仕分けなどによる22年度予算の切り込みが難航しているという事情が
あるが、同時に「(44兆円という)数字が独り歩きしている」と9日に“44兆円超え”を
示唆した平野博文官房長官をはじめ、閣内や連立与党内では、
財政規律に固執しすぎることに不満が高まっているためだ。
*+*+ 産経ニュース 2009/12/11[21:50:55] +*+*
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