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今年のＢ―１グランプリで優勝して以来、「横手やきそば」のまがい物が多数出回り、
飛ぶように売れている。これに頭を痛めた横手市は来年１月から、販売希望者に試験を課し、
合格者にだけ本家のお墨付きを与える制度を導入する。横手やきそばは商標登録を出願中で
来春にも認可される見通し。しかし育て上げた地域ブランドを、便乗商法で失墜させたくないと先手を打った。（川瀬大介）
横手市十文字町の道の駅のお土産売り場。「Ｂ―１グランプリ 横手焼きそば１位」と
書かれた手作りの看板が掲げられ、その下には、即席めんセットやふりかけ、せんべい、
アメなど９種類の関連商品がずらりと並んでいた。このうち、「横手やきそば暖簾会」
（４２店加盟）が監修した商品は、ひとつだけ。
観光客は必ず、関連商品を買っていくといい、１０月の連休期間中で在庫は底をついた。
男性従業員（３０）は「『ちょっとこれはやりすぎ』と思う商品でも、
横手やきそばの名前があれば売れていく。
どれが本物なんて聞かれることもない」と話す。
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