09/12/11 08:31:41 0 BE:857303055-PLT(12556)
鳩山由紀夫首相が十日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる
日米首脳会談を断念した。閣僚級の作業グループが中断したのに続き、首脳同士で
事態打開を図る機会も失われた。名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に
移設する日米合意を前提としない限り、米国との話し合いを続けるのは困難との
見方が強まっている。
首相は、十八日にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第十五回締約国会議
(COP15)首脳級会合の際にオバマ米大統領と会談し、普天間問題で
日本政府の方針を伝える意向だった。
ところが、肝心の政府方針の方向性がなかなか見えてこない。政府与党内では、
社民党が求める県外移設の検討も念頭に、結論の先送りを求める意見が大勢を
占めている。首相も、こうした空気に引っ張られ、いっこうに腰が定まらない。
このため、現行案での年内決着を目指す日米の外交当局者は冷淡だった。
岡田克也外相は八日、首脳会談の実現に否定的な考えを表明。ホワイトハウスの
ギブズ大統領報道官も九日の記者会見で「首脳会談は既に数週間前に行っている」
と突き放した。日米双方からはしごを外された首相は十日、訪問先のインドネシアで
「会談はそんなに簡単な話ではないので、まだこちら側から提示していない」
と白旗を揚げざるを得なかった。
*+*+ 東京新聞 2009/12/11[08:31:41] +*+*
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