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政府は十日、二〇一〇年度予算編成について新規国債の発行を四十四兆円以下に
抑える方針を断念した。税収が大幅に落ち込む中、衆院選マニフェストに掲げた政策の
財源を確保するには、国債の増発もやむを得ないと判断した。政府の国家戦略室が
来週まとめる予定の予算編成の基本方針には、財政規律を重視する姿勢を示すにとどめ、
国債発行の上限額は明記しない方向になった。
平野博文官房長官は十日午後の記者会見で、一〇年度の国債発行額について
「四十四兆円ありきで、それに縛られ、国民生活の実態に対応できない予算に
するのは違う」と述べ、上限は設定しない考えを表明した。
鳩山由紀夫首相が四十四兆円以下に抑える目標を示したことについては
「それ以降に、ドバイ・ショックなど情勢の変化があった」と説明した。
予算編成の基本方針に、国債発行の上限や歳出額、税収見通しは盛り込まれないとの
見通しを示す一方で、「財政規律を無視して予算編成することはあり得ない。
考え方としては入ってくる」と述べた。
これに関連し、社民、国民新両党は十日の幹事長・政策責任者会談で、景気の停滞を
踏まえ、一〇年度予算を総額九十五兆円以上にするよう政府に求める方針で一致した。
政府は、九十五兆円に上った概算要求を九十二兆円以下に圧縮する作業を進めている。
*+*+ 東京新聞 2009/12/11[08:28:21] +*+*
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