09/12/11 01:03:23 jgYCx3VD0
オバマ大統領のノーベル平和賞受賞演説要旨 '09/12/10
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
一、大きな感謝と深い慎みを持ってこの名誉を受ける。
一、この賞を私が受けることについて最も深い問題は恐らく、私が二つの戦争の
真っただ中にある国の司令官だという事実だ。
一、われわれはまだ戦争をしている。そして私は何千もの米国の若者を遠い国
での戦闘に送った責任者だ。ある者は殺すだろう。ある者は殺されるだろう。
だから私はここに、武力紛争によって犠牲となるものを痛切に感じながら来た。
一、キング牧師はかつて「暴力では決して恒久平和はもたらされない」と演説した。
だが悪は確かにこの世界に存在する。
一、戦争は最後の手段として、あるいは自衛のために行われるときのみ、正当化される。
一、平和とは目に見える紛争状態がないということだけではない。すべての人々が
生まれながらに持つ人権と尊厳に基づく平和だけが、真に永続する。
一、核兵器の拡散を阻止し、核兵器のない世界を追求する取り組みが急務だ。
一、核拡散防止条約(NPT)体制を維持していくことが、私の外交政策の要だ。
一、イランと北朝鮮に、核不拡散体制を悪用しないよう主張するのがわれわれの義務だ。
一、人類が十分な食料やきれいな水、薬を手に入れられなければ、安全は確保できない。
一、国際社会は共に気候変動に立ち向かわなければならない。何もしなければ、
われわれはさらなる干ばつや飢饉に直面することになる。
一、脅威の拡散が進み、安全保障上の米国の役割もより複雑化した現代では、
米国は単独で行動することはできない。
一、私は、人々が言論の自由や信教の自由を否定され、脅かされずに自分たちの
リーダーを選べないところに真の平和はないと信じている。
一、アフガニスタンからわが国を攻撃した者たちは偉大なイスラム教を、無垢な
子どもたちを殺害することを正当化する手段として利用している。