09/12/10 20:30:29 0
(>>2のつづき)
首相は10月25日の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の冒頭、「日本の外交政策として日米同盟を
基軸と位置づけている」と異例の発言をした。軋む日米関係を気にしてのこととみられた。だが、その後も、
首相の言動は猫の目のように変わり続け、日米同盟を支えるのに必要な相互信頼を醸成し得ていない。
日米同盟を意義あるものにするための戦略を全く描き得ていない。
普天間問題について、首相は、オバマ大統領に「どうぞ私を信頼してください」と言った。「信頼せよ」と口に
したからには、たとえ、庶民でも、日本人なら自分の言葉に責任を持つ。それが二転三転した末に、またもや
先送りするとの姿勢を米国に見せたからこそ、米国は日本との協議を打ち切った。日米同盟の深化のためとして
鳩山首相が提案した協議など信用できないということだろう。首相のみならず、日本という国家への、同盟相手の
信頼はいまや消え去ろうとしている。
先の選挙でたしかに民主党は選ばれた。しかし、こんな異形の政府になると、多くの人は考えなかっただろう。
日米同盟を危機に陥れ、中国の高笑いを誘うような安保外交政策が生み出されるとは、国民は考えなかっただろう。
日米安保を犠牲にして、社民党などとの連立を保とうとするのはなにゆえか。それが首相本来の考えか。または
外国人参政権、人権擁護などの法案成立が目的か。首相は明確に答えなければならない。(以上、一部略)