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★地下鉄サリン・井上被告の死刑確定へ…上告棄却
地下鉄サリンなど10事件に関与したとして、殺人などの罪に問われたオウム真理教
元幹部・井上嘉浩被告(39)の上告審判決が10日、最高裁第1小法廷で開かれた。
金築誠志裁判長は「法治国家に対する挑戦として組織的に行われた犯行で、人命軽視も
甚だしい。幹部の立場で次々と各犯行に関与し、重要な役割を果たした」と述べ、
井上被告の上告を棄却した。死刑が確定する。教団の事件で死刑判決を受けた13人の
うち、死刑が確定するのは9人目。
1審・東京地裁判決は地下鉄サリン事件について、「被告は後方支援か連絡調整役に
とどまる」と判断して無期懲役としたが、2審・東京高裁は「総合調整役として極めて
重要な役割を果たした」と認定し、死刑を言い渡した。
同小法廷は「地下鉄サリン事件では犯行全体の円滑な実行のため、不可欠な役割を
積極的に果たした」と認定。「事実関係を率直に供述して事件の解明に貢献したことを
考えても、死刑はやむを得ない」と述べた。
井上被告は12人が死亡した地下鉄サリン事件のほか、落田耕太郎さんリンチ殺人、
仮谷清志さん監禁致死、VX襲撃3事件、新宿駅青酸ガス、東京都知事あて小包爆弾
事件などにかかわった。
(2009年12月10日18時51分 読売新聞)
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