09/12/09 22:21:24 Tsp7o6de0
ある小説のラスト
「ぼく、きょう家へ帰るよ・・・」
そして悲しそうに「でも、もっともっと遠いところなんだ… もっともっと大変なところなんだ。」
私は赤ちゃんをだくように、王子さまをしっかりだきしめました。 でも王子さまのからだは、
深い水底へずっと落ちていって、ひとめられないような気がしました。
「大切なことは目には見えないことなんだよ。」
「そうだね…。」
「花だっておんなじだよ。もしきみがどっかの星の花が好きなら、夜、空を見上げると最高に楽しいよ、花がいっぱいだから…。」
「夜になったら星をながめておくれよ、どこにぼくの星があるか、きみに見せるわけにはいかないけど、そのほうがいいよ。
きみは、ぼくの星を星のうちのどれかひとつだと思ってながめるからね。」
王子さまはまた笑いました。
「坊や、私はその笑い声が好きだ。」
「ぼくはあの星の中のひとつに住んで、その星の中で笑うんだ。そしたらきみの友達は
きみが星を見上げながら、星が笑ってるのを見て驚くだろうねえ…」
王子さまはいいました。「ぼくも星をながめるんだ。星がみんな井戸になって、そしてぼくにいくらでも水を飲ませてくれるよ…」
正解を知りたい人はこちら (ネタバレ注意)
URLリンク(www.isas.ac.jp)
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