09/12/09 06:28:35 P BE:2425189199-2BP(294)
【東京】米軍普天間飛行場移設問題で政府が、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ施設内の
陸上部分にヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)を造り、同飛行場のヘリ部隊を移転させ、
嘉手納基地と関西国際空港(関空)に同飛行場の固定翼機の訓練をそれぞれ移すなど、
普天間の機能の分散移転を検討していることが7日分かった。官邸と与党間で調整を進めている。
辺野古移設の現行案に県内や連立与党内から反発がある半面、米側は日米合意履行を求めている。
政府は、既存施設内への移設を含む機能分散で結論を得たい考えだ。
一方、沖縄の基地負担軽減策については、嘉手納基地所属のF15戦闘機や外来機の一部訓練を
関空で行うことを検討。同基地のF15部隊の一部が米軍三沢基地(青森県)に移転する可能性も併せて、
与党関係者は「普天間の機能移転とは別に嘉手納の負担を先行して減らすことを考えている」と述べた。
関空への訓練分散については、大阪府の橋下徹知事と政府側の間で既に調整が始まっている。
与党関係者によると、政治的環境が整えば、橋下知事も受け入れに前向きな意向を示しているという。
橋下知事はこれまでに「政府から正式な提案があれば議論に応じる」と述べ、沖縄の基地負担は
全国で担うべきだとする見解を示している。
普天間の分散移転の考え方は、仲井真弘多知事や地元首長を含めた県民の理解や、
現行案に反対している社民、国民新両党の了解が得られるかが課題だ。
米側は、日米閣僚級ワーキング・グループ(WG)の協議などで、日米合意を基にして、
年内に結論を出すよう日本側に要求しており、分散移転の考え方に納得するかが焦点。
政府内には「米側への理解が得られやすいのではないか」との見方も出ている。
沖縄の負担軽減をめぐり、グアムにある米軍施設に嘉手納基地の一部機能を移す可能性を模索する
動きが日本側にある。グアムでの空軍と海兵隊の運用状況を踏まえた日米間の議論になることも予想される。
URLリンク(www.okinawatimes.co.jp)
依頼