09/12/08 20:18:07 Tw1e8b5y0
経済に詳しくない人が、「国の借金」についてのミスリードを
自分で見抜くためのポイントをまとめてみた。
・結局ヤバいの?ヤバくないの?
借金は、返済のリスクが高いほど利率は高い。当たり前だな。
サラ金や闇金の利率がやたら高いアレのことだ。
つまり、利率が高ければ返済能力が低くヤバい、
低ければ安全で確実な貸し出し先、と判定されてるってこと。
これは市場で決まるものなので、ごまかしようがない。
さて、このルールは国の借金、つまり国債でも同じ。
国債の利率は、国の返済能力の市場の評価だ。
例えば長期10年モノなら、10年後の返済能力の評価となる。
返済能力が限界に近づいているなら、
これから増発する国債は、当然利率が大きく上がるし、他国と比べても高めになる。
返済が全然余裕なら、利率はそれほどは変動しない。
注意点は、利率が低いほどいいというわけではないこと。
国債金利が低いということは、その安全を意味すると同時に、
国内には他の魅力的な運用先が不足しているということでもあるからだ。
だから、他国の水準と比べて安全圏に収まってさえいれば、高くてもいい。
金利の高低そのものより、
残高の推移と比べて、利率が安定して推移しているかが大事。
これを確認すれば、素人でも「国の借金」がヤバいのかヤバくないのか判断できるわけだ。