09/12/07 23:01:57 0 BE:411505834-PLT(12556)
信用調査会社が7日発表した京都府内の11月の倒産概況(負債額1千万円以上)は、
大型倒産の発生で負債額が今年最大となった。個人経営や小規模企業の不況型倒産が
目立っており、帝国データバンク京都支店の集計では1~11月で昨年1年間の発生件数を
上回り、3年ぶりに過去最多を更新するペースとなっている。
同支店の調べ(法的整理のみ)によると、件数は前月比25・5%減の35件、
負債額は同10倍の432億4400万円だった。件数は今年最少だったが、破産手続きに入った
不動産業の大西商事(木津川市、負債額423億円)が負債額を押し上げた。
1~11月の累計件数は465件で、昨年の459件をすでに上回った。消費低迷が続く
飲食・サービス、住宅販売の不振から建設・不動産も厳しい状況が続いている。例年年末は
増えるため、年間で過去最多の2006年の485件を上回るのは必至とみられ、
初の500件台に乗る可能性もあるという。同支店は「この数字も緊急保証制度などの
経済対策で抑えられており、実際の状況はもっと厳しい」としている。
また東京商工リサーチ京都支店の11月まとめは、件数が前月比1件増の43件、
負債額も大西商事の影響で同19倍の462億500万円に上った。1~11月の累計件数は
489件で、昨年の526件を上回る見通し。景気対策の恩恵を受けにくい飲食店や
サービスの倒産が目立つという。
資金繰り支援のため中小企業金融円滑化法が施行されたが、同支店は「影響はまだ不透明。
うまく機能しなければ資金需要が増す年末にさらに倒産が増える懸念もある」と指摘している。
*+*+ 京都新聞 2009/12/07[23:01:57] +*+*
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