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取引日の9月10日、TBSは、Aさんの了解を得て、スタッフが男と接触し、実験した1万円札が見せ金で、
あとは黒い紙切れであることを暴いてみせた。ところが、犯人はそのまま走って逃げてしまい、11月には、
自宅におらず、すでに国外に逃亡していたというのだ。その後、Aさんが被害相談した警察が、男の行方を追っている。
■「ヤフー知恵袋」やミクシィでも、番組が話題に
なぜTBSは、詐欺に気づいた時点で警察に通報しなかったのか―。
番組放送後、ブログなどでは、犯罪手口を詳細に明かしたその内容に驚く声とともに、こんな疑問が噴出している。
埼玉県の男性は、自らのブログ「医療報道を斬る」で、「詐欺の手口は出来るだけ多くの人に広めた方が
被害を防げると思う気持ちもありますが、ちょっとTBSのやり方に納得できない」と漏らした。
「犯人の住居も分かっているのに、逃亡の機会をたっぷりと与えています。手助けしているとしか思えません」と疑問を呈している。
また、Q&Aサイト「ヤフー知恵袋」やミクシィでも、番組が話題になっており、知恵袋では、
「TBSは何を考えてるのか?警察に言ってたら捕まってたでしょ(怒)」といった質問が出され、論議になっている。
こうした指摘に対し、TBSの広報部では、「取材の過程については、お答えできません」とのみコメントした。
その理由について聞いても、取材手法に問題がなかったのかを聞いても、回答できないとのことだった。
なお、ブラックマネーの手口は、アフリカで始まったともされ、1980年代から各国で米ドル紙幣などを使った
犯行が多数報告されている。新聞報道によると、日本では、2000、03年に逮捕例が出ており、最近は、
東南アジアでも日本人の被害が報じられている。偽造通貨対策研究所によると、
日本円の1万円札を使った犯行は、08年末ごろから出始めているという。
ブラックマネーは、紙幣をでんぷん液に浸し、ヨウ素液を加えると黒くなることで作ることができる。
それにビタミンCが入った水の「薬品」に浸すと、もとの白い紙幣に戻るカラクリだ。(おわり)