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国内で出版されるすべての本を保管している国立国会図書館(東京都千代田区)の収容スペースが
限界に近づいている。出版点数の激増とサイズの大きな本が増える傾向にあることやCD・DVDの
保管も原因で、「あと2~3年持つかどうか」(担当者)という。書庫の増設計画はあるが完成には
5年以上かかる見通しで、一部の保管点数を2冊から1冊に減らしたほか、閲覧を一部中止し、
箱詰めして保存する「書架外配置」の検討も始めている。
同図書館は、国立国会図書館法で国内で発行されたすべての出版物を収集・保存することが
義務付けられており、ほぼ毎日、全国から大量の本や新聞、雑誌が届く。蔵書は08年度末時点で、
書籍929万冊を含む約3565万点に上る。08年度の来館者数は約65万人だった。
68年に完成した本館(1冊の厚さを3センチとして収容能力約450万冊)に加え、86年に
新館(同約750万冊)、02年に関西館(京都府精華町・同約600万冊)と国際子ども図書館
(台東区・同約40万冊)が開館。それまでの実績をもとに、国立国会図書館では4館合わせて少なくとも
2017年までは収容可能と想定していた。
ところが、出版点数は想定を超えて増加。同図書館によると、90年に6万183冊だった民間からの
納入点数は00年に8万9352冊、08年には11万1442冊と18年でほぼ倍増した。「出版業界は
自転車操業。売れ残った返本分を新刊を出して補っているのが現状。売れなければ売れないほど
新しい本が出る」(業界関係者)という事情がある。
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