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調査では、小中高での不登校の経験についても質問した。ひきこもりの大学生のうち、小中高で
不登校を経験した人は16・8%で、8割以上は大学に入って初めてひきこもりになった人が
ほとんどだという。
その原因として、大学は中高のような朝から夕まで同じメンバーのクラスが存在せず、
孤立化しやすいことが挙げられるという。研究の中心になった大阪大非常勤講師の井出草平氏(社会学)
は「中高では問題のない生徒が、自由度が高く、開放的な大学で適応できなくなるのが大学生の
ひきこもりの特徴だ」と説明している。
調査結果は厚生労働省に報告されているが、詳細は来年春にも論文として発表される。
■ひきこもり 自室でほとんどの時間を過ごし、家庭外での交遊など社会的参加をまったく避けた状態。
厚生労働省は原則的にその状態が6カ月以上という基準を設けている。他人と交わらない形で買い物
など外出していても同様。要因は多種多様であり、単一の疾患や障害の概念ではないとされる。