09/12/06 22:53:39 CD7NWxcg0
>>1
>政府債務の対GDP比、日本ワースト2位
政府債務対GDP比=政府債務/GDPについて、
上記の比率を下げる方法は二つ。
1.分子の「政府債務」を減らす
2.分母の「GDP」を増やす
1.について、政府債務の分類は、
1.政府が国内から自国通貨建てで借りた負債
→日本の政府債務の約94%。このパターンでデフォルト(債務不履行)した国は有史以来ない。
2.政府が海外から自国通貨建てで借りた負債
→日本の政府債務の約6.%
3.政府が海外から外貨建てで借りた負債
→日本の政府債務の0%。ロシア、アルゼンチンのデフォルトはこのパターン。
1.による政府の資金調達を減らすと、これを財源とした公共投資、政府支出が減り、
結果、GDPへの縮小圧力がかかる(GDP=消費+投資+政府支出+純輸出のため)
ゆえに、1.を減らすとGDPも減る
2.について、
GDP=消費+設備投資+政府支出+純輸出であり、
政府の公共投資、支出を増加させればGDPは増える。
また、政府支出の乗数効果による民間消費、民間設備投資への経済効果により、
政府負債を財源とした公共投資+支出<GDPの増加額
となり、結果、政府負債対GDP比が下がる
上記から、1.よりも2.のほうが政府負債対GDP比を下げる効果があるといえる。
結論:産経の記事が何を危惧しているのかさっぱりわからない。