09/12/06 20:42:01 XcMI/uI30
(2)日本政府の債務の95%以上は、日本の民間からの借り入れ、
具体的には国債の販売で調達されている。すなわち、日本国民の側から見れば
「債権」ということになる。日本国民の債権を「国民1人当たりの借金」と言い換え
、危機感を煽る論調には、とことん呆れてしまう。日本国民は、
どちらかといえば政府にお金を貸している立場だ。
そもそも「天文学的な借金」などと、バランスシート(貸借対照表)の
負債面だけを取り上げて騒ぎたてるなど、経済に関して無知であると断言せざるを得ない。
まるでどこかの中小企業の社長が、トヨタ自動車の借入額が自社より多いことから、
「トヨタの借金は、弊社の数1千倍だ。だから、トヨタはまもなく破綻する」と、
喚いているのと同じなのである。借金額、すなわち負債(=債務)を問題視したいので
あれば、きちんとバランスシートで見なければならない。資産面も含めて評価しなければ、
何が問題なのか把握することなど誰にも出来ない。
その上、よくマスメディアで無知な評論家が叫んでいる、
「日本政府の債務は、GDPの100%を超える。だから、破綻する」
という論旨には、そもそも何の根拠もない。