09/12/05 15:25:55 0
もともと日米合意に基づく普天間移設計画は、普天間の米海兵隊ヘリコプター部隊を辺野古の代替施設に移し、
司令部機能などはグアムに移設させることが柱だ。ヘリ部隊も一緒にグアムに移設した場合、
有事の際にグアムからヘリ部隊が県内に展開する地上部隊をピックアップしに沖縄に立ち寄る手間がかかる。
政府関係者は「ヘリ部隊と一体のグアム案は想像をはるかに超える」と語る。
これまでの米軍再編協議で議論された案は、いずれも県内が対象だった。移設先に県外を持ち出せば
日米作業グループの検証作業は困難になる。岡田外相が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への
統合を主張する事情でもある。
一方、海兵隊の戦闘機とヘリを分散移設させる案も政府・与党内にある。ヘリ基地を辺野古に隣接するシュワブ、
ハンセンいずれかの陸地に建設し、海兵隊の戦闘機については嘉手納に統合する案だ。
ただ、米側は部隊運用上の理由から日米合意が唯一の選択肢との立場。
与党内からは「実現可能だったら、とっくにやっている」(政務三役)と嘆きの声も出ている。(おわり)