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(>>1のつづき)
翌1日、首相は官邸に岡田克也外相と北沢氏を呼び、平野氏を交えて対応を協議した。平野氏が
前日の基本政策閣僚委での福島、亀井両氏の強硬姿勢を伝えると、北沢氏は「連立政権が
壊れるようなことがあってはならない」と発言。突然の方針転換の裏に小沢氏の影を感じたのか、
首相は異論を挟まず、年内決着見送りが事実上決まった。
民主党は参院での単独過半数獲得に向け、通常国会で子ども手当などの重点政策を実現させた
上で、参院選に臨むのが基本戦略だ。だが、社民党が連立を離脱すれば、与党は参院で過半数
割れとなるばかりか、衆院での法案再可決もできなくなり、鳩山政権はたちまち窮地に陥る。
「参院選までは辛抱だ」。民主党幹部はこう語り、小沢氏が当面、そうした危険を冒すような
選択をすることはないと強調した。(以上、一部略)
・日米両政府は4日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する作業
グループ(WG)の第2回会合を外務省で開き、日本側は現行計画に反対する社民党との
連立維持のため年内決着は難しくなったとの認識を伝えた。ルース駐日大使は「このままの
状況が続けば、さらに(解決が)困難になる。現行計画が唯一実現可能な案だ」と先送りに
強い懸念を表明した。
岡田克也外相らは会談後、官邸で鳩山由紀夫首相に米側の反応を報告し対応を協議した。
だがすべての関係者が納得する打開案策定は容易ではない。双方の当局者は溝の深まりに
危機感を強めている。
ルース氏はWGで「移設が進まないと、在沖縄海兵隊のグアム移転、嘉手納基地以南の
土地返還を含むロードマップ全体に悪い影響を及ぼしかねない。現行計画が沖縄の負担を
軽減するための最も現実的で効果的な案だ」と強調した。(抜粋)
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