09/12/04 21:41:23 0
「大手メディアの給与は高い」といったことを聞いたことがある人も多いはず。ノンフィクション
ライターの窪田氏は30歳のときに朝日新聞に就職し、まず給与の高さに驚いたという。そして会社の人に
「なぜ朝日新聞の給与は高いのですか?」と聞いたところ、意外な答えが返ってきた。
■役人は一枚も二枚も上手
窪田 なぜ記者クラブは大きな問題なのに、取り上げる人が少ないのでしょうか? だから記者クラブ問題
を追いかける上杉さんが、「なんで固執しているんだろう。変わっている人だなあ」といった感じで見られて
しまう(笑)。
上杉 本当にそうですね。もうこの問題を追いかけてから、10年が経ちました。今回も記者クラブを開放
しない方向が明らかになったとき、鳩山由紀夫さんにメールしたんですよ。あんまりしつこいのもなんだから、
絵文字を付けて。「みんな悲しむとともに怒ってますよ……(涙)(;;)」といった感じで。結局、
記者クラブの問題も役人にひっくり返されたんですよ。平野博文官房長官なんか、一瞬で党の議員は洗脳
されてしまいましたね。
窪田 役人は一枚も二枚も上手ですね。
上杉 いま、日本から海外メディアがいなくなってきています。ワシントンポストは支局を閉鎖し、支局長の
家に移転しましたし、ニューヨーク・タイムズも僕がいた7年前には13人いたのに、いまはわずか1.5人。
海外メディアはいま、韓国や中国の方に移っていっています。実はこうした現象は、記者クラブと大きく関係
していると思う。
窪田 日本にいたって、仕事にならないですから。
上杉 なので海外メディアは通信社に頼っていますよね。基本的には記者クラブに入れるメディアに任せ、
なにか大きな事件などがあれば飛んでくるといった感じ。
(>>2以降に続く)
▽Business Media 誠
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