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(>>1の続き)
成田さんは「2人は当然、殺人罪に問われ、死刑になる」と思っていた。しかし大阪地検の判断は、
最高刑が懲役20年の保護責任者遺棄致死罪などでの起訴。
このとき抱いた「2人が聖香ちゃんを“殺した”のは明白なのになぜ」という疑問は、やがて
「聖香ちゃんのような被害者を二度と出さないために虐待そのものを取り締まる新法が必要」という確信
に変わった。
インターネットにホームページ(HP)を開設して賛同者を求め、駅前など街頭で署名活動を始めた。
10月18日には聖香さんが亡くなった現場の大阪市西淀川区の賃貸マンションを署名活動のメンバー
2人と訪ね、実父の佐光哲也さん(39)や祖母の真佐子さん(60)、祖父の健治さん(60)にも
面会した。
実家の祭壇に安置された聖香さんの骨壺は思った以上に小さく、哲也さんから事件の話や聖香さんの
思い出を聞くうちに、成田さんは涙が止まらなくなった。
成田さんも自分自身の虐待された経験を打ち明け、署名活動について説明。哲也さんら遺族は「聖香の
死を無駄にしないためにも協力したい」と活動に加わった。
署名活動の名前は、聖香さんが亡くなる前につぶやいたという「ヒマワリを探しているの…」という
最期の言葉から取ったという。
成田さんは「ヒマワリは聖香ちゃんが探し求めていた優しい親がいる温かい家庭の象徴だったと思う。
必ず虐待致死傷罪を新設し、虐待に苦しむ子供たちの希望にしたい」と話している。
-おわり-