09/12/04 16:09:25 gpnPIx3KP
【小泉の失政~財政運営の失敗から学ぶ】
小泉内閣は「財政赤字を減らす」と称して、「赤字国債の発行枠を30兆円以内に制限する」と宣言しました。
これは財政赤字を減らすために行なった施策ですが、この政策の結果、税収が激減したため、逆に財政赤字は途方もなく膨らんでしまった。
典型的な合成の誤謬です。
小泉内閣の発足当初、国の税収は50.7兆円ありました。
ところが国債発行を30兆円に減らした結果、デフレスパイラルが発生し企業収益も国民所得も減少したため税収も激減し、2003年の税収は41兆円にまで減ってしまったのです。
税収が10兆円近くも減ってしまったのではまともな予算を組めません。
結局、小泉内閣は単年度の国債発行を36兆円という小渕政権並みの水準に戻すことになったの
です(この36兆円で止血した結果、かろうじてデフレスパイラルの深化を抑えることができた)。
国債発行を6兆円ほど増やしても、なおかつ10兆円の税収の減少をカバーできませんから、社会
保障や公共事業の予算カットを続けながら、なおかつ国債発行額は小渕政権並みとなりました。
みな緊縮財政で苦しみながら、でも借金は増えていくという、最悪の「合成の誤謬」が発生したの
です。(抜粋)
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