09/12/04 10:57:07 0
厚生労働省は、国民健康保険(国保)の保険料の年間上限額を
来年度から4万円引き上げて、63万円とする方針を決めた。
保険料の上限を定めた政令を改正する。今回の引き上げ幅は、
1993年度と並び過去最大になる。4日の社会保障審議会医療保険部会で公表する。
国保保険料は所得や資産などに応じて決まるが、算定方法は
市区町村ごとに異なる。最も多く採用されている方式で試算すると、
現行では世帯の年間給与所得が約736万円で上限額となるが、引き上げ後は
約789万円。一緒に徴収される介護保険料(40~64歳)と合わせると、上限額は年間で73万円となる。
国保の財政は、医療費の増大や、不況による保険料収入の落ち込みなどで悪化している。
2007年度は約2556億円が一般会計から赤字の穴埋めに使われ、08年度もさらに
29億円膨らむ見込み。中間所得層の保険料負担が増えるのを防ぐとともに、保険財政の安定を図る狙いもある。
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