09/12/02 13:11:02 0
インスリン治療をしていた18人のうちの5人、
血糖降下剤を飲んでいた34人のうちの17人が、それぞれ投薬をやめるまでに改善した。
日向医師は喫煙や飲酒の禁止、規則正しい生活とともに「刑務所の主食の麦飯に多く含まれる食物繊維が糖の吸収を緩和し、
症状改善につながっている可能性がある」と指摘する。
福島刑務所も含め刑務所のご飯は、コメとオオムギの比率が7対3。さらに福島刑務所では海藻類やキノコ類などの
高食物繊維食も多く出され、受刑者は日本人男性の約2倍の食物繊維、5倍の水溶性食物繊維を摂取しているという。
一方で、当時は服役中の運動が週2、3回、各30分程度と決して多くはなく、
1日の平均摂取カロリーは日本人男性の平均値より高かった。
日向医師は「糖尿病の改善には、カロリー制限や激しい運動よりも、
食物繊維を多く含んだ食事と規則正しい生活習慣が非常に有効。
薬に頼らなくとも生活習慣を変えるだけで、予防や改善に大きな効果があることを知ってほしい」と話している。
(おわり)