09/12/02 16:07:46 0/eNjbhm0
>>290
本件ではそもそも「最高裁の判断を覆した」事実は存在しません。
最高裁が判断したのは「退去処分を下したことは違法でない」ことであって
「退去処分を下さないことが違法である」ことについてはなんら判断をしていません。
したがって、法務大臣が退去処分を取り消した(=退去処分を下さない)
としても最高裁の判断を覆したとはいえません。
つまり
退去処分を下したことは違法でない≠退去処分を下さないことが違法である
なのです。
※これを理解するには「裁量」という概念を理解する必要があります
>法務大臣は最高裁の判断を覆すことが出来るのか?
ちなみに、上記が逆の場合、つまり
最高裁が「退去処分を下したことは違法である」と判断したにもかかわらず
法務大臣が「退去処分を維持する」ことはできません。
したがって、答えは「No」です。