09/11/30 11:00:49 0
★佐賀の人工中絶率、全国最悪に 「原因分からず」現場戸惑い
・佐賀県の2008年度の人口千人あたりの人工中絶率は13・2人で、全国で最も高かったことが
厚生労働省のまとめで分かった。近年は全国で高い方から2~3番目という状況が続いていたが、
最も高くなったのは過去10年では初めて。年代別でも25~29歳と40歳代が、全国で最も高かった。
厚労省が、医師が都道府県に届け出た妊娠22週未満の中絶件数を集計した。全国平均は8・8人で、
佐賀の13・2人は、熊本、鳥取と同率で全国ワーストだった。4番目に高かったのは福岡の12・3人、
5番目は福島の12・2人。
佐賀県の届け出件数は前年度比130件減の2305件。件数は減少傾向が続いており、過去10年で
最も少なかった。5年前に比べて2割以上減っている。
県内の人工妊娠中絶率はここ10年、全国2~3位の高率で推移。06年度には10代の中絶率が
全国ワーストになった。県医師会は9月から「学校医」による性教育プランを始めたばかりで、
若者向けの性教育に力を入れる医療関係者は「大人も含め、全体で取り組まなければ、繰り返される」と
危機感を持つ。
県母子保健福祉課は「他県の減少率に佐賀が追いついていない。なぜ、佐賀が高いのか根本的な
原因は分からないが、命を大切にするという観点から何ができるか検討したい」と話す。
2008年度の人工妊娠中絶率が全国ワーストとなった佐賀県。最前線にいる産婦人科医らは
「根本的な理由が分からない」と戸惑う。「誤った避妊知識の浸透」「男尊女卑を背景に避妊しない
男性が多い」などの声もあるが、根拠はなく推測の域を出ない。医療現場では避妊指導のあり方を
見直す動きもある。(>>2-10につづく)
URLリンク(www.saga-s.co.jp)