09/11/30 05:05:40 xe5VB+sTO
>>234
漢方的な診断は論文やデータだけでは難しいかもしれないです。
一人の患者を長く観察し処方の仕方や身体変化を診る事で初めてわかる事があると思います。
急性症状での処方は避けて慢性疾患や、西洋薬で効果が薄い・副作用が強い場合がいいんですけどね。
証の感覚は難しいです‥。
小青竜湯の効き方がいまいちの患者に麻黄ブシ細辛湯が合えば虚で、
麻黄湯が合うのは実証です。
虚証に麻黄湯はきつい処方になるので下痢や嘔吐がでるかも。
簡単に外見的に虚証(体力が無い・胃腸が弱い・抑うつ傾向あり)と判断するのは難しいです。
組成から見てどの生薬が合わないか順に処方してみて合う薬が見つかる事もありますし、
エキス剤で適応がなく煎薬剤で合う患者もいたり。
個人的には漢方はある程度知識のある医師が処方するか、
西洋医は上薬系薬剤のみの処方に限った方がいいと思います。
それより漢方臨床が進んでより一般的になって欲しいです。
今のながれでは無理そうですが‥。