09/11/29 18:30:19 G7Umzt2d0
こういう意見もある。
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現在、「高齢者の外来治療における投薬は平均5種類で、
最高20種類も出している」(健康保険組合連合会の調査)という現状である。
近代西洋医学での高齢者治療は、例えば、腰痛に「湿布薬」、咳に「咳止め」、頭痛に「鎮痛剤」、
かゆみに「軟膏」、しびれに…、疲れ気味に…、…、…、以上、薬が多いので胃が荒れるから「胃薬」までも投与する。
平均で5種類、最大20種類というこの数字は、決しておおげさではない。
これだけの化学薬品を飲めば、元気な若者ですら、病気になる。
慢性病は完治せず、まさに「薬漬け」だから、またさらなる「薬漬け」を産み出しているという悪循環だ。
これが、漢方的治療の場合どうなるか? どんなに多愁訴の場合でも、漢方薬は1処方か2処方の投薬で済む。
一部の病気を除き、ほとんどの高齢者の病気が完治または大幅に病状が改善するため、元気な高齢者が増えることは確実だ。
高齢者への漢方的治療は、それほど複雑ではないので、現在の医師が「正しい漢方的治療」を実施することは、決して夢ではないのだが…、
まだまだ「漢方はややこしい」と敬遠されているようだ。
それどころか「漢方など必要ない」と、保険収載から削除されようとしているのだから驚きだ。
漢方製剤の平成7年度出荷高は1619億円。全医薬品6兆6822億円のわずか2.5%にすぎない。
本気で、「高齢者医療費」を抑制するつもりならば、多剤投与を抑制しながら病状を改善できる「漢方的治療」が不可欠なのだが…。