09/12/01 01:14:03 CH4UTKqP0
受信料で作られたNHKの放送番組がそのままネットに出せると思っている
おまいらには想像もつかないだろうな。
放送番組は権利の塊 日本の著作権法では
ドラマなら出演者(主役から端役まで)、原作者、脚本家、音楽まで
権利者には放送以外の二次展開の許諾権(=拒否権)がある。
ドキュメンタリーなら出演者以外に中で使う外部の映像(映画、記録映像)、写真も同様。
もしもネット配信するなら改めてすべての権利者に別途「個別許諾交渉」が必要。
しかし権利者に放送はOKでもネットはNGと主張されたらそこでおしまい。
(J事務所は広報用写真すらネット配信不可)
許諾OKでも高額な権料を要求されたら、コスト回収不能でそこでおしまい。
ネット配信・DVDなどの権利込みで一括許諾一括支払いで済めば問題ないが
(映画業界はこの方式でやってきた、日本以外の放送局も同様)
日本の放送業界(NHK・民放)では50年の歴史の中で権利の許諾契約はすべて放送優先で
二次展開込みの契約は予算オーバーになるのでやってこなかった。
民放が番組をほとんどネット配信できないのもコスト的に無理だとわかっているからで
特にNHKは受信料でこのコストをカバーすることは放送法上許されなかった。
コストは交渉にかかる支払い・人件費だけでも番組本数が数千本になると莫大になる。
配信コスト(ファイル作成、サーバー維持費、人件費ほか)加えりゃ誰がそのコストを負担するのか。
BBCは人口6100万人なのに年間142.5ポンド罰則付きで収納率98%、年間予算はNHKより2000億円上回る。
そしてiPlayer導入時には受信料を値上げしている。
NHKが受信料でオンデマンドサービスするためには、放送法改正、受信料値上げが必要。
民主党政権がどこまで考えているのか知らんがね。