09/11/28 02:54:59 0
>>1より
官僚も白旗を揚げてばかりではない。17日の事業仕分けでは、こみあげる感情を必死に抑えようと
する姿も見られた。
振り上げた左手が声とともに震え、目に涙を浮かべていたのは防衛省の自衛官。「1時間足らずの
議論だけでカットされる。どれくらい国民の命に影響するかを今後しっかりと聞いていただきたい」
ムダありとされたのはコンピューターで部隊運用などを行う「情報システム借料、開発・改修経費の
コスト削減」で、直前に2~3割の縮減と判定されていた。「我々も効率のためにシステムを統合しよう
としている。自衛隊員はプリンターの消耗品を1年に1回ぐらいしか換えることができない経費しか
与えられていない。にもかかわらず、2~3割カットと平気で言われることに、私個人的な意見としては
非常に問題があると思いました」。会場を後にする間際、声を振り絞りながらぶちまけた。
省庁担当者のプレゼンテーション能力も判定に大きく影響しているようだ。紙に目を落としながら
ボソボソと口ごもる人あり、理路整然と説明する人あり。枝野さんは記者会見で「行政依存の政治が
続いてきた中で、責任者がプレゼン能力を持っていなかったことが明らかになった。これが今回の意義。
官僚のみなさんに一種のカルチャーショックを与えたかもしれませんが、私はそれ自体が事業仕分けの
意義だと思います」と説明した。
パフォーマンスに支配され、民間の仕分け人の権限がはっきりしない事業仕分けには批判もある。
視察した鳩山由紀夫首相は、仕分け作業の結果について「基本的に重視する。一言で簡単にひっくり
かえる話ではない」と述べた。年末にまとまる来年度の予算案でその結果が出る。(以上抜粋)