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★サウジ国営石油、沖縄で原油備蓄へ日本、緊急時に優先調達
世界最大の石油会社であるサウジアラビア国営サウジアラムコのカーリッド・アルファレ
社長兼最高経営責任者(CEO)は25日、都内で日本経済新聞のインタビューに応じ、
沖縄での原油共同備蓄をめぐって近く日本政府との協議に入る考えを明らかにした。
日本にとっては貯蔵設備を貸し出す見返りに緊急時に原油を優先的に調達できる
メリットがあり、エネルギー安全保障の強化につながりそうだ。
日本政府は原油の安定確保をにらみ、サウジ側に沖縄にある原油の貯蔵設備を使った
「共同備蓄」を提案していた。CEOは貯蔵設備の利用について「経済産業省と協議後、
近い時期に公表する」と表明。中国などアジアで石油需要が急速に増えていると指摘した
うえで設備利用で「アジアの消費者の利便性が向上する」と述べた。開始時期など詳細に
ついては言及を避けた。
(07:00)日本経済新聞
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