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免疫抑制剤に頼らず拒絶反応を抑える独自の臓器移植術を開発した
奥村康・順天堂大教授(免疫学)が、中国東部の病院に
この技術を指導していたことが26日、同教授らへの取材で分かった。
中国の移植医療をめぐっては「死刑囚をドナー(臓器提供者)にしている」と
問題視する声があり、日本の現場の医師は関与に極めて慎重な姿勢を取っている。
奥村教授は共同通信の取材に「サルを用いた実験に協力しただけ。
動物実験だったら全然構わない」と説明している。
日本移植学会は倫理指針に「死刑を執行された者からの移植は国内外を問わず
禁止する」と規定しており、生命倫理学者からは「将来的には人間を対象とした
実験に応用される可能性が出てくる。その中に死刑囚が含まれるかもしれず、
研究者としての倫理が問われかねない。(奥村教授が)日本移植学会に所属していなくても、
それは変わらない」との指摘が出ている。
医療技術の国際協力の在り方をめぐって論議を呼びそうだ。
中国のメディアは8月、中国衛生省幹部が「国内臓器移植のドナーの65%以上は
死刑囚」と発言したと報道。2005年にもマニラで開かれた国際会議で同省幹部が
「臓器の大多数が死刑囚の提供」と発言したことが報じられている。(共同通信)
ソース:京都新聞
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