【政治】 「蓮舫氏らによるスパコン予算カット…歴史という法廷に立つ覚悟ができているのか」…ノーベル賞の野依氏★5at NEWSPLUS
【政治】 「蓮舫氏らによるスパコン予算カット…歴史という法廷に立つ覚悟ができているのか」…ノーベル賞の野依氏★5 - 暇つぶし2ch163:名無しさん@十周年
09/11/26 00:13:56 Rp8Q3vfY0
…ここで、IBMのスーパーコンピュータ戦略を国産ベンダーと比較した場合に決定的に異なるのは、
「IBMでは、スーパーコンピュータ戦略と商用のサーバ戦略がリンクしているが、国産ベンダーは
その限りでない」ということである。
具体的には、IBMのスーパーコンピュータであるBlueGeneと商用のUnixサーバであるSystem pは、
製品もアーキテクチャも異なるものであるが、プロセッサの基礎は同じPOWERアーキテクチャである。
よってIBMは、BlueGene向けに先行して研究開発したプロセッサおよびシステム技術を、商用サーバで
あるSystem pに転換することが可能である。
一方、国産ベンダーの場合、もはやスーパーコンピュータで「事業」と呼べるものはほぼなくなっている。

…両者とも国家戦略という背景があるが、ここで見える違いは、その視点である。IBMのメッセージには
利用者の視点が含まれているが、日本のメッセージにはそれが見当たらない。影に隠されているの
かもしれないが、日本のメッセージは「作る」ことに意義があるような印象である。一方、IBMの
メッセージには、利用者が生産性を高めるため、という考えが含まれている。

両者の戦略の違いを整理すると、国家戦略が背景にあることは共通している。しかしながら日本には、
一見すると利用者の視点が完全に抜けているか、もしくは「現在の利用者」に限定したクローズなものと
なっている印象を受ける。
さらに日本の問題は、仮にこのプロジェクトが成功したとしても、それで国産ベンダーの競争力が増すか
どうかは分からないということである。ベンダーのビジネスについて国が関与すべきか否かについては
見解が分かれるところであるが、国産ベンダーのこれまでのスーパーコンピュータ事業の進め方を見る限り、
それを行ったとしても国産ベンダーが世界的な競争力を付けたという証拠は、少なくともビジネスの観点からは見られない。

日本の最悪のシナリオは「米国より高い投資を行い、国産ベンダーも競争力が付かず、また利用者にとっても
利便性が悪く、かつ限定される。さらに、数年後に再度米国やIBMに抜かれ、その次に、また数千億円もの
投資を行う」という循環である。

URLリンク(www.gartner.co.jp)


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch