09/11/25 14:48:52 VWkbhfKDP
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れんほうの「二位になったときのリスクヘッジ」発言が取りざたされていますが、文脈は逆で、彼女は
「二位でもいいのではないか。どうしても一位でなくてはだめだというなら、一位になれなかったときの
リスクヘッジはどうなっているのか」という質問をしたわけです。
ここで「二位でも研究成果は充分に期待できる」と答えられなかったのが、すべてを決めたのではないでしょうか。
実際、計画通りに進んだとして、運がよければ一位になれるかもしれないけど、
なれても一瞬だろうということは、アメリカのスーパーコン計画がわかった時点で誰もが考えたことです。
じゃあ、アメリカに抜かれた時点で無価値になるのか。
ですから、「一瞬の一位かもしれないじゃないか」という質問は当然です。
「二位ではだめだ」とプロジェクト側が主張してしまったので、「じゃあ、一瞬の勝利のために、どんだけの税金を
使うのか」という話になるわけです。
さらにいうと、「一位になれなければ日本の研究は大きく遅れをとる」という主張を繰り返したので、松井孝典さんにも
守ってもらえなかった。
ペタコンに話を限るなら、僕は仕分け側がたくさんのヒントを出したと思います。
ほかの事業に対する言いがかりのような発言に比べれば、非常に優しかったと言っていい。
ありていに言って、彼らは「この事業の本来の意義はこれこれではないのですか」と助け舟に近い質問をしていたわけです。
それに対して、「いや、一位を取ることだけが目標です」と明言してしまったプレゼン側は、いくらなんでもひどい。
あれを聞いて、「やっぱり一位を取ること以外は二の次だったのか」と再認識した研究者も多いのではないでしょうか。