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腕力の弱い女性を狙うひったくり犯を逮捕しようと、
愛知県警の男性警察官が女性に扮して夜間パトロールに10月下旬から出動している。
細身にカツラをつけ、スカートやパンストをはいての変身ぶりは、一般男性から「ナンパされる」ほど。
しかし、ほとんどが武道の有段者で、「女装ポリス」たちは「絶対に捕まえてやる」と闘志を燃やしている。
県警中署の地域課特別警戒隊に所属する20代の男性警察官4人が女装して、10月20日から不定期に出動。
繁華街の路地裏などひったくりが多発する場所を深夜から未明にかけて歩く。犯人が接触したら、
周囲に潜む助っ人警察官とともに逮捕する手はずだ。
4人は、若くて細身の女性らしい体形を「基準」に、剣道や柔道の有段者を中心に選ばれた。カツラやスカートを身につけ、
ブランドのバッグを肩にかけて女装。5回の出動経験がある鈴木孝義巡査(25)=身長170センチ、体重53.5キロ、
剣道初段=は、内股で歩く徹底ぶり。車の男性から「お嬢さん、送ってあげようか」と声をかけられ慌てたこともある。
朝日新聞
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鏡で女性に変装した様子を確認する警察官=名古屋市中区、恵原弘太郎撮影
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ひったくり対策で、女装して取り締まりに向かう警察官ら(左の2人)=名古屋市中区、恵原弘太郎撮影
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