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政府は24日、平成22年度防衛予算に関する閣僚委員会を国会内で開いた。
この中で岡田克也外相は来年度の防衛関連予算の指針づくりに関連して、
防衛省が求めている弾道ミサイルを迎撃する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の
追加配備費の来年度予算への計上に慎重な姿勢を示した。
委員会は、鳩山由紀夫首相、藤井裕久財務相、北沢俊美防衛相、岡田氏らが
出席した。
防衛省は、北朝鮮が弾道ミサイルによる威嚇を強めていることなどを踏まえ、
PAC3を5カ年計画で全国3カ所に追加配備する経費の来年度分として概算要求に
944億円を盛り込んでいる。
これに基づき、委員会では、北沢氏が追加配備の必要性を主張した。これに対して、
岡田氏は「PAC3は防衛予算のかなりの部分を占める。有効性について国民に理解
される説明が求められる。22年度中に十分に検討すればいいのではないか」と反論
した。藤井氏も「その通りだと思う」と賛同。さらに、自衛官の増員要求に対しても
疑問視する意見が出た。
鳩山内閣は、年末に予定されていた新たな「防衛計画の大綱」と次期の「中期防衛力
整備計画」(次期防)策定を1年間先送りすることを決めている。防衛大綱は、長期的な
防衛力の整備、運用などの基本方針を定めたもので、中期防は、より具体的に毎年の
部隊規模や経費などを決めるもの。
現在の中期防は平成21年度までが対象で、来年度以降の防衛整備計画は新たな
大綱と次期防に委ねられる。だが、策定先送りによって、来年度1年間の防衛力整備の
方針が定まらないため、防衛予算の1年間の「空白」を埋める指針が必要だった。
委員会では、12月中旬までに指針をまとめることを確認した。
産経msnニュース 2009.11.24 21:52
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽北朝鮮のミサイル迎撃のため陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に配備された航空自衛隊の
パトリオットミサイルPAC3(画像)
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