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[東京 24日 ロイター] 東京商工リサーチによると、穴吹工務店(高松市)は24日、
東京地裁に会社更生手続き開始を申し立てた。負債は約1403億3400万円。
同社は、自社ブランドの分譲マンション「サーパス」シリーズを展開。2006年3月期には
過去最高となる売上1553億4000万円を計上、2007年には5037戸を供給し、
初のマンション供給戸数全国1位を獲得した。しかし、その後は、借入依存の高さや
建築基準法改正の影響もあり、業績が低迷。今期は合理化策を進めたほか、
地元地銀を中心とした金融機関の支援もあり業況は一服感も出ていたが、
10月下旬の全取締役解任問題を契機に信用不安が拡大したため、法的手続を進めことになったという。
なお、穴吹興産<8928.OS>は、1964年の設立当初には穴吹工務店グループに属していたものの、
ファミリーマンション分譲事業参入時に新たな企業グループを形成し、独自の運営を開始。
現在は、穴吹工務店と競業関係にあると同時に、資本関係、債務保証などの重要な契約、
人的交流などの関係はなく、会社更生手続き開始の申し立てによる業績への影響もない、とのコメントを発表した。
11月24日19時58分配信 ロイター
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