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江戸時代では珍しい妻からの離縁状が、新潟県十日町市で一般公開されています。
離縁状は、十日町情報館で今月29日まで公開されています。
この離縁状は、1856年、江戸時代末期の安政3年に書かれた「離縁状」の写しで、
十日町市の図書館に保管されていました。
婿養子の夫が病気になり、婿としてのつとめが果たせなくなったので、
結婚と養子縁組の両方を解消することや、慰謝料として夫に金100両を渡したことが書かれ、
差出人の筆頭には妻の「ふじ」という名が記されています。
離縁状は当時、「三くだり半」とも呼ばれ、江戸時代の幕府の法律では夫が書くものと
定められていて、離縁状を研究している専修大学法学部の高木侃教授は
「妻からの離縁状が見つかったのは初めてで大変貴重だ」と話しています。
「十日町情報館」の高橋由美子学芸員は「とても珍しいものだとわかり驚いている。
江戸時代は男尊女卑の社会といわれるが、女性の意向も大きかったことがうかがえる
有意義な史料だと思う」と話していました。
離縁状は、十日町情報館で今月29日まで公開されています。
ソース:NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
離縁状
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