09/11/20 21:06:25 0 BE:1543144695-PLT(12556)
アルコール大量消費が社会問題となっているロシアの政府委員会は19日、
ウオツカに最低販売価格を設定する政令を可決した。
メドベージェフ大統領は、アルコール問題を「国家的危機」と呼んで
対策キャンペーンに乗り出しており、今回の決定もその一環。最低価格帯の
ウオツカは50%以上の値上げとなる見通しで、来年1月にも施行される。
インターファクス通信によると、政府のアルコール市場管理委員会が決定した
政令は、500ミリ・リットルの最低価格を89ルーブル(約275円)とする内容。
現在、同量のウオツカは50ルーブル前後から販売されている。値上げ分の収益が
どこに還元されるかは明らかでないが、最低価格を設けることで、消費を抑える狙いだ。
ロシアでは、15~54歳の死因の約半数がアルコールに起因するとの
調査もある。メドベージェフ大統領は今年8月、ロシア人1人当たりの
純アルコール消費量が年間18リットルにのぼり世界一であるという統計を示し、
「国と国民にとって脅威だ」として、抜本対策を指示。すでにビールの酒税を
3倍に引き上げる法案が下院で審議されている。
ロシアでは、ソ連時代の1970年代前半からアルコール消費が急増し、85年には
ゴルバチョフ書記長が節酒運動を展開。だが、結果的に密売酒の横行を招き、
不人気の原因ともなった。ロイター通信によると、ロシアでは現在、ウオツカの
3~5割が非合法に販売されている。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2009/11/20[21:06:24] +*+*
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