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性犯罪を審理する仙台地裁(川本清巌裁判長)の裁判員裁判で、被告の男に
「あなたはむかつくんです」と強い口調で発言した50代の男性裁判員経験者が20日、
判決公判後に記者会見に応じ、「感情的になった部分があった。でも裁判長の制止が
平常心に戻るきっかけになった。人を憎まず、罪を憎むということですね」と語った。
審理対象になっているのは、女子高生=当時(15)=に対する強姦(ごうかん)致傷
罪に問われた宮城県大崎市の無職、結城一彦被告(39)。
男性は19日の被告人質問で、結城被告に「裁判が面倒くさいと思わないか」「二度と
繰り返さない気持ちはどれくらいか」などと繰り返し質問。答えに窮する被告に「『反省
します』とか当たり前の答えしか返ってこない」と強い口調で話し、「あなたはむかつくん
です」と発言。川本裁判長に「そのへんで」と制止された。
判決公判後の記者会見では、男性の発言に質問が集中。感情的になった理由を問われ、
男性は会見用のマイクをつかむ仕草をみせて、当時の怒りの心情を表現。「反省の弁を
求めていたつもりだったが、答えに間があった。ちょっと大人げなかったかな」と苦笑い
をみせた。
また、川本裁判長に「あなたの説教が始まるのかと思いました」と諭されたエピソードを
披露。「裁判長に止められ、その後は平常心に戻れた。最初は検察側(の主張)に傾いた
けど、評議でなぜか被告の刑を軽くする気持ちにもなった。人を憎まず罪を憎むということ
です」と話した。
裁判員経験者で、仙台市若林区、主婦、渋谷みち子さん(59)は男性の発言について、
「心情的に同じ気持ち。よくぞ言ってくれたという感じだった」とした。
※続きます。
産経msnニュース 2009.11.20 18:47
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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