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1918年に発生した、当時の世界人口の約3割にあたる6億人の感染者と5000万人とも言われる
膨大な死亡者を出した「スペインかぜ」に似た症状の謎のインフルエンザが
ウクライナで大発生していることをお伝えしましたが、世界保健機関(WHO)が
原因となるウイルスについて、現在世界中で発生している「新型インフルエンザ」と同じ「H1N1型」であると発表しました。
最終的に肺を破壊されて死に至るという深刻な症状から、新たなインフルエンザの可能性も
指摘されていましたが、従来と同じ治療法が通用するとのこと。
世界保健機関(WHO)の発表によると、ウクライナのインフルエンザ患者から
採取したウイルスのサンプルを調査したところ、世界中で発生している
「新型インフルエンザ」の「H1N1型」と比較して、著しい変化が見られなかったそうです。
この調査はインフルエンザの調査・分析などを手がけるイギリスのロンドンやアメリカの
アトランタにあるWHOの協力機関において行われたもので、34の
サンプルすべてが独立して分析されたとのこと。
また、サンプルとして提供されたウイルス遺伝子配列が「新型インフルエンザ」の
ワクチンを作るために用いられるウイルスと類似しているため、
ワクチンの効力も再確認されたとしています。
以下のリンクでは伝染病のエキスパートとされるDonald Lau博士がウクライナで
大発生しているインフルエンザの原因となるウイルスが「H1N1型」とは
異なるという見解を示していましたが、有効な治療法がある「H1N1型」で
あったことは不幸中の幸いなのかもしれません。
URLリンク(gigazine.net)