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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が、国内向けの説明と
米国に対する発言を使い分けているような印象が色濃くなってきた。県外移設の可能性を
残す一方で、来日したオバマ米大統領には、現行の移設計画を進めると受け取られかねない
発言をしていたからだ。
首相は十九日、先のの日米首脳会談の意見交換について「われわれは『できるだけ
早く結論を出したい。トラスト・ミー(私を信じて)』と。そしたら大統領は『信じますよ』と
言ってくれた」と記者団に明かした。
首相は会談の際、大統領に「選挙の時に沖縄県民に『県外』と申し上げたのは事実だ。
県民の期待が強まっている」とも説明していた。
ただ、二〇〇六年の日米合意通り沖縄県名護市への移設を求めている米国側に
「早い時期に解決したい」「信じて」と言えば、現行計画通りに進めると誤解されても
やむを得ない。名護市以外の移籍先を「早期に」決めることは、極めて困難な情勢だからだ。
実際、大統領は会談翌日の演説で「両国政府の合意事項の迅速な実施で首相と合意した」と
明言した。首相はその直後、外遊先で記者団に、日米の閣僚級作業部会の協議は現行計画を
前提としない考えを表明し、大統領とのすれ違いが表面化した。
首相は十九日配信のメールマガジンで「移転問題で結論が出ていないことに、
不安や疑問の声が出ている」と認めた。
その上で「信じてほしい」「もちろん」という大統領との会話を引き、「この言葉を、
国民のみなさまにもぜひ信じていただきたい」と訴えた。
*+*+ 東京新聞 2009/11/20[09:16:47] +*+*
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