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★「局を超えた議論の場が必要」BPOがバラエティ番組で「意見」
・テレビのバラエティー番組に関して、過剰な表現などに視聴者の苦情が相次いだことを受け、
NHKと民放で作る「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は17日、
バラエティー番組のあり方について意見をまとめた。意見書では、バラエティー番組と視聴者の
感受性などとの関係について調査・研究を進め、制作者と視聴者が語り合うシンポジウムなどの
開催や、優れたバラエティー番組を顕彰する制度の充実などを提言した。
川端和治委員長は会見で「われわれとしては、放送倫理をよりいい形で反映させつつ、表現を
萎縮(いしゅく)させてはいけないという考えがあった。テレビ局に視聴者の今の姿を知ってもらい、
各番組が放送の果たすべき役割を果たせるよう、目指してほしい」と、“べからず”集ではなく
放送界全体で議論することを求める内容であると強調した。
意見では、バラエティー番組の特徴について「過去半世紀余、雲上の王様ばかりか、世俗に
まぎれ込んだ王様まで見つけ出し、笑い飛ばしたり、面白くわかりやすく正体を暴いて、
からかってきた経験がある」などと評価。だが一方で、最近のバラエティー番組の傾向に
ついては「当て逃げのような粗雑なネタ、その場の『軽いノリ』の悪ふざけを寄せ集めて作った
バラエティーがいささか目立つのではないだろうか」「見とがめられなければ、それでいい、
という制作者の浅慮が感じられる」とも指摘した。
その上で、(1)番組制作者たちが考えるバラエティーとは(2)視聴者が何を期待しているか
(3)バラエティーがなぜ公権力の干渉を受けるすきを作るのか(4)そうならないための視聴者との
公共空間の形成の動向-などについて、「局を超え、系列を超え、放送界全体が議論、検討する
場が必要とされている」とした。
同委員会ではバラエティー番組全般について、約9カ月前から5回にわたって審議や事前の
討議などを行っていた。
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