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(>>1のつづき)
これらの背景にあるのが、鳩山首相のリーダーシップ不足だ。
時事は、「リーダーシップがある」と答えた人が前月から半減して5.4%になったことを指摘した。
さらに、共同は、「首相がもっと指導力を発揮するべきだ」が74.4%にも上ったことを紹介している。
その結果、政治主導と思わず、政策実行に懸念を持つ人が増えているわけだ。
■新年度予算で国債抑制がカギ
内閣支持率の急降下について、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、政権交代の浮かれ時期が過ぎ、
現実を冷めた目で見る人が増えてきたことがあるとみる。
「理想と現実が違うことを再認識し、やはり現実は甘くないと見るようになったのでしょう。
民主党にしても、こうしたことは織り込み済みで、現状では、それほど大きなショックでは
ないはず。支持率は、麻生前政権が低かったので、5割より上にあれば、まだ高いと言えます」
伊藤氏もやはり、鳩山首相のリーダーシップが見えてこないのが冷めた原因だと言う。
「権力が集中している小沢一郎幹事長は、鳩山首相にある程度任せています。しかし、実際には、
人事権がなく、亀井静香郵政・金融相が斎藤次官を決めてしまいました。首相は、『最後は自分が
決めた』と言っていましたが、内閣の調整機能がないことは明白ですね」
支持率が下げ止まりになるか、このまま下がってしまうのか。伊藤氏は、2010年度予算編成が
ターニングポイントになるとみている。
「事業仕分けで指導力を発揮して、まともな予算を組めるのか。もし国債増発で、前年度と同じ
44兆円を超えるなら、支持率は下げ止まらないと思います。マニフェストをすべて実現するのは
もともと無理があり、経費のカットに踏み込めなければパフォーマンスだと批判を浴びるでしょう」
(以上)