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「無駄ですね」。土浦市のJR荒川沖駅などで9人を死傷させ、殺人罪に問われた無職金川真大被告(26)は
13日の論告求刑公判で、最終意見陳述を求められても、拒否した。水戸地裁の鈴嶋晋一裁判長は陳述の
放棄として閉廷。事件から約1年半、金川被告は8回の公判で最後まで反省の色を示さなかった。
弁護側も被告の人間性が法廷で明らかにできなかったと悔やんだ。判決は12月18日に言い渡される。(大蔦幸)
午前10時、金川被告はひげを10センチほど伸ばし、灰色のジャージー姿で入廷した。
検察はこの日、事件の残虐性や身勝手な動機、綿密な犯行計画、社会への影響などを指摘した上で、
「更生は不可能」として死刑を求刑した。金川被告に全く反省が見られない象徴として、7月3日の第5回公判で
長机をひっくり返し、遺族の感情を逆なでした態度にも改めて触れた。
また、検察は、高校2年生のときに沖縄へ修学旅行に出かけた際の作文を紹介。ひめゆり部隊の少女に
ついて「しょせん、あんたらは死ぬ運命にあったんだよ」「戦没者慰霊塔に記載された名前がおもしろいから
笑ってやった」などと記した金川被告について、生命を軽視する考えが10年近く前から見られたと指摘した。
一方、弁護側は完全責任能力にいまだ疑いは残る、と反論した。仮に責任能力があったとしても、
「死刑を望む者を死刑にするのは『ごほうび』を与えるようなもの。更生させ被害者の供養を続けさせることが
ふさわしい。死刑の望みをかなえれば、一般予防にならない」と無期懲役を主張した。
弁護側は、金川被告の家族関係の希薄さや、自己愛性人格障害と診断されながら、治療の機会を
得ていないことなどを指摘し、「更生の可能性はある」とした。
URLリンク(mytown.asahi.com)
【社会】「ハハハ。24時間、ここ(法廷)にいましょう」…最終陳述を放棄した金川真大被告 - 水戸地裁
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