09/11/14 11:07:11 0
・朝の満員電車で女子高生に痴漢をした揚げ句、トイレに連れ込み乱暴した会社員の男が逮捕された。
通勤客らでごった返していたにもかかわらず、女子高生に救いの手が差し出されることはなかった。
電車や駅を舞台にした婦女暴行事件は後を絶たず、中には乗客が異変に気付きながら傍観していた
ケースもある。都会の無関心が女性を見殺しにしているのならば、あまりにも悲しい。
新宿駅。1日300万人以上の乗降客を誇る国内最大のターミナル駅で事件は起きた。
10月2日朝。高校1年の女子生徒(15)は私鉄電車に乗っていた。新宿駅へと向かう車内はいつもの
ようにすし詰め状態だった。女子生徒は下半身に何かが触れたのを感じた。だが、その感触は単に
触れただけではなく、背後から「触られている」ことによるものだと確信するまでに時間はかからなかった。
「怖い」 女子生徒は心の中でそう感じたが、突然の事態に声をだすことはできなかった。そうした心理を
逆手にとるように、男の行動はエスカレートしていく。
満員の電車内で恐怖の時間を過ごした女子生徒。電車は終点の新宿駅のホームへと滑り込んでいく。
「やっと終わる…」 女子生徒は、電車内のすべての乗客がはき出される終着駅で、痴漢も終わると
確信したに違いない。だが、女子生徒は、痴漢が本当の恐怖の始まりに過ぎなかったということをこの時は
まだ分からなかった。
ホームに降り立った女子生徒は、腹部に鈍い痛みを感じた。男に殴られたのだった。
「ちょっと来い」 本来ならば、女子生徒がこう言って男の手をつかみ警察に突き出すはずだった。
だが、逆に女子生徒は男にこう言われ腕をつかまれたのだった。
女子生徒が腕をつかまれたまま連れて行かれたのは、新宿駅西口にある地下駐車場の公衆トイレだった。
この間、女子生徒は男に腕をつかまれたまま、新宿駅構内や地下通路を約200メートルにわたって
歩かされた。殴られた腹部の痛みと恐怖で声がでない女子生徒が、中年の男に引っ張られていく
異様な光景。ホームからトイレまでは通勤客らが絶え間なく行き交っていたが、男を
見とがめる者はいなかった。(>>2-10につづく)
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