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★再犯者は42%で12年連続の増加…「犯罪白書」
・法務省は13日、2009年版「犯罪白書」を公表した。
08年に犯罪を犯して検挙された人のうち、再犯者の占める割合は42%で、1997年以降、
12年連続の増加となった。
覚せい剤取締法違反で検挙されたのは1万776人で、このうち再犯者は57%に上り、
薬物犯罪の常習性の高さが浮き彫りになった。今年は芸能人による薬物事件が相次ぐなど
世論の関心も高まっており、再犯防止策の重要性を指摘している。
08年の再入所者1万5443人の罪名別の割合は、窃盗が最多の36%、覚せい剤取締法違反が
26%で続いた。白書は、生活が不安定なほど再犯の危険性は高くなると分析、更生の余地が
大きい初犯者や若年者に対し、早い段階で適切な処置を取ることが重要だとした。
2004年中に窃盗と覚せい剤取締法違反で執行猶予判決を受けた計1210人(窃盗691人、
覚せい剤519人)を調査したところ、定職者の再犯率は窃盗15%、覚せい剤17%と低かったのに
対し、無職の人の再犯率は窃盗28%、覚せい剤30%と高かった。就労状況が不安定なほど、
再犯率が高まる傾向が見られた。
居住状況別に再犯率を見ると、窃盗、覚せい剤ともに、家族や友人と同居している人よりも、
住所不定やホームレスの人の方が高かった。
白書は保護司らが執行猶予者らの生活指導を行う保護観察が再犯に及ぼす効果にも言及した。
保護観察を受けた場合と受けなかった場合で、再犯率がどう変わるかを調べたところ、窃盗の
再犯率は保護観察を受けた人が19%で、受けなかった人(24%)より低かった。
一方、08年の刑法犯の認知件数は253万3351件(前年比6%減)で、6年連続で減少。
検挙者数は108万1955人(同9%減)、検挙率は51%(同1ポイント減)だった。
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