09/11/13 10:14:46 xjkhAF06O
>>420
■この言葉が思い出される…。本当に、銀河英雄伝説は最良の参考書だね。
治安維持局(秘密警察)後の内国安全保障局局長 ハイドリッヒ・ラングが、オーベルシュタインに「少数派による多数派支配」と「情報操作の重要性」を主張。
過半数のそのまた過半数、4分の1を支配すれば全体が支配できる。民主主義の本質は、少数派による多数派の支配なのだ。
◆「(政治の実相とは)少数による多数の支配です」 by ハイドリッヒ・ラング
オーベルシュタインに秘密警察の設立を具申するラング。
「民主共和制は自由意志による多数派の支配を謳っているが、その点について卿の思うところを聞きたいものだな」
「全体を100として、そのうち51を占めれば、多数派による支配を主張できます。 ところがその多数派がいくつかのグループに分裂しているとき、51のうち26を占めれば100という全体を支配できます。
『つまり四分の一という少数を占めただけで、多数を支配することが可能となります』。
むろん、この例は様式化・単純化したものですが、多数派支配という共和制の建前がいかに虚しいものか、明敏な閣下にはおわかりいただけるものと存じます」
そして『ラングは、少数派による多数の支配には「治安維持のシステムを管理する者」が不可欠だと言う』。
帝国の内政を磐石のものとしたラインハルトは、亡命した門閥貴族と手を結んだ自由惑星同盟に、正式に宣戦布告を行う。
この時に至っても、民主共和制を標榜する自由主義者たちは、自らの軽率な政治的選択に気づこうともしなかった。
『宇宙暦798年、作戦名「ラグナロック(神々の黄昏)」が発動された』。
■参考 イゼルローン回廊の歩き方 2006/06/13