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地球は2012年12月21日になっても滅亡しない―。
米航空宇宙局(NASA)は9日、インターネットや新作映画の公開で高まる地球滅亡説を
沈静化すべく、異例の声明を出した。
製作費2億ドル(約180億円)をかけたSF超大作『2012』が米国で13日から、日本では21日から
公開されるが、これはマヤ暦に基づいた地球最後の日をテーマにしている。
地球最後の日というストーリーは、ニビル(Nibiru)と呼ばれる正体不明の惑星X(Planet X)が
地球に向かって来ている、または地球と衝突して地球は滅亡するという話が主軸になっている。
疑似科学者や超常現象マニア、そしてインターネット上での記述によれば、
ニビルはシュメール人が発見したと言われている。
■「地球はあと40億年は滅亡しない」
動きを予測できないこの惑星の存在を隠しているとしてNASAを責めるサイトまであるが、
NASAはそういったストーリーは「インターネットで横行するでっち上げだ」と非難した。
「そういった主張を裏付ける事実は何もない」ホームページのQ&Aコーナーに
このように掲載したNASAは、衝突の話が事実なら天文学者が少なくとも10年前からその惑星を
追跡しているだろうし、現在では肉眼でも確認できるほどになっているはずだと主張。
「明らかに、そんな惑星は存在しない」と断言している。
「世界の信頼できる科学者は誰も、2012年に関する脅威などないと分かっている」
NASAによれば、地球はあと40億年は滅亡しないという。
>>2へつづく
ソース:AFPBB
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