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>核密約と非核三原則との矛盾をごまかすために苦慮している様子を伝えています。
【赤旗】 米原潜 通航勝手 5海峡 領海3カイリのウラ
核密約の圧力 米解禁文書から判明 新原氏入手
URLリンク(www.jcp.or.jp)
当初、防衛庁(現防衛省)内に自由通航への反対論がありましたが、結局、政府は屈し
ました。
当時から「(5海峡の領海幅を12カイリにすれば米軍艦船の通過は)核をつくらず、
持たず、持ち込ませずの非核三原則と抵触する可能性がある。それを野党に突かれたら困
るから3カイリにしたのではないか」(日本共産党の故・正森成二衆院議員、77年4月
21日、衆院農水委)との疑惑が指摘されていました。それが今回、米側の文書で初めて裏
付けられました。
政府が米側の圧力に屈したのは、60年の現行日米安保条約締結時に交わした、日本へ
の核兵器持ち込みを容認する密約に拘束されていたからです。
75年12月30日付電文(在日米大使館から米国務省あて)では、宮沢喜一外相がホ
ジソン米大使に対して、「12カイリ領海を若干の特定海峡における自由通航権とともに
制定する方法を政府として探究中だ」とした上で、「難しいのは、そうした法制化が非核
三原則を侵犯するとの野党の激しい抗議をどう切り抜けるかという問題だ」と述べたこと
を紹介。核密約と非核三原則との矛盾をごまかすために苦慮している様子を伝えています。
その結果が、5海峡のみ領海を3カイリに制限するという世界でも異例の措置でした。