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・与野党の論戦が白熱している臨時国会。閣僚たちは「よちよち歩き」(平野博文官房長官)ながらも、
政治主導を実現させようと、なんとか答弁をこなしている。そんな中、社民党から唯一入閣した
福島瑞穂消費者・少子化担当相が、自分の答弁に神経質になり、役人に他大臣の答弁に関する
情報収集を指示するなど、 “おねだり”を連発しているという。
政府関係者によると、福島氏は臨時国会開会前、委員会などでの答弁を想定し、消費者庁などが
入っている内閣府のスタッフに対し、「他の大臣の答弁はどうなっているのか、すりあわせをしたい」
「憲法の解釈を聞きたい」と矢継ぎ早に指示。衆院予算委員会の前にも「早く答弁書持ってきて」、
「自民党の谷垣禎一総裁の代表質問の際の議事録を早く持ってきて」などとせき立てたという。
関係者は「同じ内閣府の仙谷由人行政刷新相や亀井静香郵政・金融担当相から、同様の指示が
あったとは聞かない。官邸との意思疎通ができていないのか、失敗したくないのか。情報収集は
当然だが、弁護士なら知っていそうなところまでとにかく細かく聞いており、かなりビビっていると
話題になっている」と語る。
確かに、福島氏の予算委員会での答弁は、手元の紙に目を落とし、朗読しているかのような姿が目立つ。
それでも、社民党と民主党で考え方に隔たりがある安全保障問題について聞かれても、あたりさわりない
表現で答えており、一定の成果は出ているようだ。
また、民主党の小沢一郎幹事長が提唱している「官僚答弁の禁止」を法制化することに福島氏は
慎重姿勢を示しているが、これも「自分ですべて答える自信がないのでは」(消費者庁関係者)と
見る向きもある。
答弁をめぐっては、鳩山内閣は「脱官僚」を掲げているのに、各省庁にメモを作成するよう通達を
出したほか、前原誠司国交相が事前に通告がない質問を拒否する方針を示すなど、守りの姿勢が
目立ち、野党から一貫性のなさを指摘されている。福島氏の“おねだり”も、そのひとつなのだろうか。
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